日本の「スマホ元年」は2008年と言われています。Appleが開発したiPhoneをソフトバンクが日本で発売した年でした。それまでの国産携帯電話端末は操作盤にディスプレイ、テンキー、通話ボタン、カーソルキーなどをダッシュボードのように配置しており、多機能固定電話機をそのまま小型・軽量化したような設計でした。日本独自の進化を遂げた携帯電話端末でもあったので「ガラケー(ガラパゴスケータイ)」や「フィーチャーホン」と呼ばれました。2005年頃には多機能化も行く着くところまで行き、それ以上の進化は困難な状況になっていました。
そんな時期に発売されたのがiPhoneでした。このため携帯電話端末市場に衝撃を与え、国内のガラケー市場は縮小しました。